思っていたより軽快に走る!

500のとき同様、2CVもパワーがなくて辛いと耳にしていた。

が、いざ運転してみると思っていたより軽快に走る。 高速道路で80キロをずっと走らせていたわけではなく、あくまでチョイ乗りの感覚ですみませんが、一般道を走るうえなら十分ではなかろうか。

前オーナーさんがこの一台を普段の足として使っていたということもあって、機関がしっかりしているからなのか。 いずれにせよ、初めて乗った2CVの評価はうなぎのぼりでございます。

 

豪快にロールさせる速度域で走るわけでもなく、40キロでトコトコと走っているだけでなんだか楽しい。 キャトルのとき同様、慣れればシフトを入れづらいと感じることもなく、押したり引いたりしながら楽しめます。

 

昭和30年前半世代のお話を聞くと

「俺の時の教習車はインパネシフトだったぜ!」

と聞くこともあり、シフトを押したり引いたりと言っても通じると思いますが、現在MT車を選択する比率も低いというのに、そんな話を地元の友達にしたら

「ああ、Dに入れるときは引くよね! たまに多く引きすぎて3にいれちゃうんだよね!」

と別の意味でとらえられるが、一応ワイワイできるのではないでしょうか。

 

パンダやNUOVA500、ミニ、ビートル・・・長きにわたり作られてきた車は一般の人が見たら、めちゃめちゃ古く感じると思いますが、意外と新しい。

80年後半から90年代を意外と新しい・・・このこと自体がおかしいのかもしれませんが、見た目より新しいでしょ! と笑顔でいったら、苦笑しながら頷いてくれそうです。

フランス車の独特な乗り心地を演出している一つにシートがありますが、2CVはミニと同じようなハンモックシート。

ミニの場合は徐々に劣化し、抜けるときは一発で抜ける。 いきなり普通の着座位置からバケットシートになったとき、知らない人はパニックになることでしょう。

2CVの場合は真ん中が抜けないかわりに、両サイドのゴムが割れてくる。

一度にすべて切れる心配はありませんので、パニックになることはなさそうです。 そういった意味ではシート部門は2CVに軍配か。 ただ、どちらもたまには裏側を覗いてあげた方が良いでしょう。これは間違いなさそうです。

 

この2CVはペリエ。 スペシャルベースの限定車です。

AZ、クラブ、スペシャル、チャールストン・・・オークションでたまに見かける個体はチャールストンが多い。 興味本位で何回か下見したことはありますが、買う勇気が持てなかった。

 

2CVを所有してみたい。けど・・・と思っている方と同じ苦悩を抱えてしまうと、落札しようとする手に力が入らない。ビビっていたらこんな趣味車は買えないのでしょう。 最近、ドラマで見ました「嫌われる勇気」のアドラー心理学で考えれば

「貴方が欲しいと思っていたら、買ってしまえばいいじゃない! 自分の趣味を家族に理解してもらおうと思う必要がどこにある? 承認されたいと思うが故、自分を押し殺す・・・自分が自分の道を歩まなければ、誰が自分の道を歩んでくれるの?」

 

・・・おっと、これだと車販売に都合の良い解釈をし過ぎですね。申し訳ございません。承認欲求を否定するアドラー心理学も面白いのですが、車に関していえば、家族円満なほうがいいと私は思います。

ベンツのスリーポインテッドはいたずらされて持っていかれても購入できますが、ゴリラは今後入手するのは難しい一品。

最も有名な炭酸水・ペリエ。 ヨーロッパではペリエを置いていない飲食店はないと言われるほどだそうです。 炭酸が苦手な私としては、ペリエよりゴリラが気になります。

ゴリラがペリエをこぼしてしまったのか、怒って地割れを起こしているのか・・・何をしているところなのかは不明です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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