オークションでの下見

オークションに行くと会場別にさまざまな出品コーナーがありまして、どこのコーナーに出すかは出品者の自由であります(条件が合えば)。 どこの会場でも比較的良くあるのが輸入車コーナーや軽自動車コーナーでしょうか。 大きい会場ですと、事故現状やマニュアル、名車コーナーなどもあったりします。 
私たちが良く下見する場所は輸入車ですが、下見が早く終わって時間ができた時は色々な所をプラプラ下見です。 下見といっても目的はないので、気になった車両があれば鍵を借りてしっかり下見をする!そんな感じです。

先週は候補の4,5台の下見を終えて時間が余っていたため、何か掘り出し物がないか探索しました。 掘り出し物と言っても良い個体は必ずセリ上がるので、いいな~と思っていても買えないことがほとんどですけどね。そんな中、気になった車両が数台。

一台目はゴルフ2のディーゼル!4枚ドアの右ハンドル。 この時代ってバリエーション豊富だったのですね。ハンドル位置、ミッション、2枚or4枚ドア、ガソリンorディーゼルの組み合わせが出来た事を考えると、今はディーラーさん変わっちゃいましたが頑張ってよ!と言いたくなります。 先日ルポGTIを買っていただいたお客様は、最初に買ったクルマがゴルフ2で茨城ヤナセさんで購入。  その時ちょうどヤナセの店長さんも遊びに来ていたため話が大盛り上がり・・・そんな事があったので、これは買えという事じゃないかと下見を開始!!

外観もなかなかキマッていて、内装も年式を考えるとビックリするほどキレイ。 これはいいんじゃないかとセルを回そうとするとバッテリー上がり。。 オークションではよくあります、このバッテリー上がり。 場所によっては何百メートルも歩いてケーブルを取りに行かなくてはいけませんが、今回はすぐそこにあったのでラッキー! 
つないでかけたら一発でかかり、トラックみたいなエンジン音が元気にガラン、ガランと響いています。 エンジンの調子は悪くなさそうだな~、エアコンは全く効かないな~、コンプレッサーも動いてなさそうだな~などなど色々見ていて、ふとダッシュボード上にあった出品表をみると、走行距離が20万キロオーバー! さすがディーゼル車はよく走っているモノが多いなと感心して下の項目をみると・・・2速ギア鳴り修理要。と申しなさげに書かれておりました。。

エアコンだけならまだしも、ミッションはなぁ。。これ直すのに時間がかかるというより部品を探すのが困難そうなのでパスしました。 残念。 内外装は良かったんだけどな。 いい人に買われて復活しろよ!アバヨ!と声をかけてまた探索モードです。

次に気になったのがボルボ・XC70! 私が来てからボルボは御注文された一台しか扱っておりません。車両価格を6,70万円で出せたらなかなか面白いかなと思って下見をしても好感触! この車両の応札まで時間があったので、帰って少しXC70を調べてみたらグレードによってだいぶ人気が異なるみたい。 この辺はいつも扱っている業者と比べると知識が劣るので、安易に手を出すと大損こいてしまいます。
もし売れなくても自分で買ってファミリーカーにすればいっか!と考えましたが、スライドドアじゃないとダメみたいだし、先月車検を取ったばかりだし・・・と思ったら応札する力が弱くなり結局流れてしまいました。 

なかなかいいとは思っても買うまでには至らない。 すべての車種を扱っていることが当社の強みでもありますから、たまには定番から抜け出ないとなと思っているんですけどね・・・