ウマイ棒とフェラーリ

年度末になるとディーラーさんたちが、自社名義に登録することが多いです。 もちろん予算達成のために行うわけですが、新車を自社名義に登録することはディーラー自身が自分たちの評価を下げてるような気がするな。 新古車になった分、新車よりはお買い得になるのでユーザー側にとってはメリットになるけど、そうゆうことが当たり前になってくると新車買う人が少なくなってくるよね。 だって新車と変わらない状態のクルマが安く買えるんだもの。 デメリットは自分の好みのオプションが付いているかくらいなので、3月に大量に自社登録をかけたディーラーさんならいっぱい在庫あるから大丈夫だし。

予算達成の他に売らなきゃいけない理由として、世界で何位までのシェアを持っていないと本国使用のクルマを作ってくれないそうです(メーカーによっては) まあ、売れない地域の使用を作ってもペイ出来ないので、当然と言えば当然ですが、余裕そうに見えるディーラーさんですが、色々と大変な面もあるのですね。。

今年に入って数パーセントの値上げをしている輸入車業界。値上げは比較的しやすいのでしょうけど、値下げってやりにくいでしょうね。 94年にレンジローバーが価格改定をして、2~3百万円下げたときは以前買ったオーナーから大バッシングを受けたそうです。 
クルマやマンションなど金額が大きくなるにつれ、安易な値下げをするとオーナーの心が離れてしまう。 でも、今のスーパーカーたちは高すぎじゃありませんか!?F355の新車価格が1600万円ほど。 もうすぐ新型に変わってしまいますが、458が約3000万円。 2倍も開きがあるってどうゆうことよ! 10円のウマイ棒は増税後でも、長さを若干短くして価格を据え置いているってのに、1600万が3000万ってやり過ぎでしょ。 308~355まではサラリーマンでも頑張ればって所があったみたいですが、最近の跳ね馬さんは無理よね。 最近のフェラーリには興味がないといった意見は、価格が高すぎる理由もあるんじゃないかなぁ。  茨城県に本社があり、ウマイ棒を製造しているリスカ株式会社を見習ってほしいものです。

本日は雨の中、ランチア・イプシロンでYさんが御来店です。 私とほぼ年齢が一緒なので、気さくに話せる常連さん。 常連さんの中には医療関係の仕事に就かれているお客様も多く、Yさんもそのお一人です。専門は人工透析。 腎臓がダメになると老廃物や水分を体の外に出す事が出来なくなるので、定期的に血液の洗浄を行うのが人工透析です。
盲腸で入院してから健康でいることのありがたみを経験したので、以前はあまり関心のなかった医療関係の話も楽しくなってしまう今日この頃。。 若い時の不摂生が後々カラダにくるといいますし、今のうちから早寝早起き・定期的な運動を心がけておきます。

今、名義変更を頼まれお店に置いてありますロータス・ヨーロッパ スペシャル。

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金ストライプのJPS。 北米仕様の左ハンドル。キャブはデロルト製に替わっています。

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低いっすね~ 高さが107センチくらいなので、乗り手を選びます。 というか身体を絞らないと乗りこむのが億劫になりそう。
乗り手を選ぶクルマという表現がよく使われますが、ヨーロッパに関しては運転技術のほかに体型もなんですね。こんなクルマを作るなんて、昔のメーカーの考え方は尖ってて面白い!