セリの勝敗。ヒーレー&ヨタハチ

昨日は一日オークションへ行っておりました。狙いは複数ございましたが、一番気になったのはオースチン・ヒーレースプライトマークⅠ。島田さんに納めさせていただいた個体が良すぎたため、次に仕入れたいヒーレーがなかなかなく今に至ります。

 

再塗装されたホワイトの個体を見ると外装はまずます。所々に錆や塗装の欠けはありましたが、ヒーレーという個体を考えれば及第点。ドアやボンネットのチリもあっており、再塗装をするにも外装はそれほど手がかからずいけそう。内装もまずまずで問題は機関。

クラッチを踏むとけたたましい音がするのと、シフトがうまく入らない。 ということで、最低でもレリーズベアリングとシフトリンケージの交換が入りそうです。ただ、レリーズベアリングだけの交換はあり得ませんので、クラッチカバー、ディスクも当然交換、最悪フライホイール。その他、細かい所をやっていただくことを考えると押す力が弱まる・・・。

で、結果は負けました。商品化までに時間が掛かり過ぎるのもよくありませんし、何より状態に対しては高いような気がしました。整備工場を持っているショップさんですかね。ただ、今回はそんなに未練はありません。

これは個人的な考えなのですが、当社は特定車種の専門店ではありませんので、良いと思った個体だけを仕入れたい。特にそれなりに年月が経っている車は非常に個体差が激しい。多少高くとも良い個体だけを仕入れていきたいと思いつつ、毎度オークションに向かっております。

 

 

そういう意味では先日、納めさせていただいた「トヨタ・スポーツ800」は非常に良い個体で悩む必要がないくらいでした。

 

これは買うぞ!と思う中、強力なライバルがいないことだけを祈ります。特に台数のない個体ですと、ライバルが一人いるかいないかで3桁万円上がることもザラです。 そんな中、始まるセリ。ライバルも結構居りましたが、これを逃すともうこんな個体に巡り合えないだろうと、ブレない心を持ち続け見事にゲットすることが出来ました。ヨタハチの専門店さんに目をつけられたら買えなかったかもしれませんね。

 

これは結果論なので何とも言えませんが、出品店が「名車コーナー」に出していたら買えなかったかもしれません。今回出されていたコーナーは「MTコーナー」という、国産MT車ならなんでもどうぞ!コーナーでして、そこまで目立つコーナーではありません。「名車コーナー」は手数料が高いのですが、それなりに注目される場所です。 その他にもオークションの都合上、色々なコーナーがあり、どこに出品するのかもその販売店の腕です。今回はそれが当社に味方したと思っております。

  

以前、空冷2気筒に乗っていた松本さんの熱い視線が注がれていたヨタハチはもう納車させていただきました! 納車時の写真はまた書かせていただきます!