C4と4C

こちらは今回のツーリングで御世話になりました「シトロエンC4ローブ」

 

この当時の「2.0VTS」をベースにシトロエン・スポールのエースドライバー、セバスチャン・ローブが2004~2006年の3年連続でWRCドライバーズタイトルを獲得したことと、シトロエン・スポールのWRC復帰を記念して設定された特別限定車でございます。

 

真っ赤なボディ、大型リアスポイラーのおかげで皆さんに発見してもらうことは出来たのではないでしょうか。撮影車としては気付いていただくことが重要ですから、よいクルマをチョイス出来たと自画自賛しております。

 

今なら超貴重な32台限定車が代車で貸し出し中です。それにしてもシトロエンやルノーは数十台の限定車が多いですね。。

 

機関は2.0VTSとまったく一緒で「2000cc/180馬力・5MT」。下位グレードになると出力が下がり、MTの設定がございません。RCZと一緒で、速いモデルに乗りたいのならMTを選びなさいと、スパルタンな設定となっております。

 

ボンネットを開くと一番目に付くインテークマニホールド。現在は樹脂製のインマニが主流になっておりますからね。久しぶりに覗くとテンションが上がります。

 

出力はこのようになっております。

最高出力180ps(130kW)/7000rpm
最大トルク21.0kg・m(202N・m)/4750rpm

1車線から2車線になり追い越し車線で加速するとき、ベタ踏みしてトルクバンドを外さなければ、後ろのモンスター・中村さんを一瞬引き離せるパワーを秘めております。 ※その後すぐに追い抜かれます。

 

それにしてもこの個体が当たりなのか、特にオイル漏れ等なく快調なRFJエンジン。次世代のBMWと共同開発されたエンジンよりは管理が楽なのか? といってもそこまで扱ったことがないので深いところまではわかりません。ただ、タイミングベルトですので定期的な交換は必須です。

 

今回の長距離ドライブで気になった点は垂れた天張りが頭に付く、ある回転数で少し振動する(おそらくホイールバランス)、クラッチが最初にビビる。 そんな感じでした。基本的には凄く快調で撮影をしなかったら先頭をぶっちぎっていた・・・かもしれません。

 

byローブ専用の赤黒シート。現代車と比べると少し柔らかい印象ですが、ホールド感もよく長距離でも腰が痛くなることはありませんでした。耐久性も良く文句の付け所がございません。

 

最初は戸惑うセンターパッド固定式のステアリング。

 

片道410㎞で燃料計は約半分に。計算すると13~14㎞でした。ほぼ高速道路でしたので燃費は良かったです。

 

高速道路が主だったので6速があればもっと快適なのかなと思いましたが、100㎞巡航で約3000回転と許容範囲でした。前のツーリングはオペル・スピードスター、その前がルーテシアⅢRSとここの所、NAが続いております。 私は市街地でNAの高回転域を楽しむような走りはしないものですから、こういった環境で走らすとワクワクしますね。 

ツインスクロールターボや大排気量のトルクは低回転でも楽しめますが、NAは回してナンボですからね。次回もNAで行こうかな・・・。C4お疲れさまでした!

 

 

 

そして、こちらはアルファロメオ4C。

 

C4の記事を書いていたら4Cが入庫しました。

 

オーダーしてくれたのはKさん。今までGTVやクアトロポルテを乗り継いでこられたエンスージアストでございます。

 

4Cはちょくちょく出てくるのですが、なかなかピンポイントな個体がなく少しお時間をいただきました。ボディカラーは個人的に4Cで一番好きな「コンペティツィオーネ レッド」でございます。私が乗るわけではないのですが、なんか嬉しい・・・。

4Cで弱点と言われるトランクの雨漏り対策はされていなかったのですが、バッテリーの対策はOK、そして内外装の状態の良さに惹かれて仕入れさせていただきました。これから少しお時間をいただき、整備させていただきます。もうしばらくお待ちください。 K様、ありがとうございました!