チリも積もれば山となる。

「端数も値引いてくれないから、もう近所の整備工場へは行かなくなったよ。」
とふらっと遊びに来た近所のおじさんが言っておりました。

話を聞くと修理代は数万と三百数十円。 この三百数十円を引いてくれなかったことに怒っていました。気持はわからなくもないですが、端数は払わなくてもいい常識はございませんので、怒りの矛先が少々違った所に向いているのではないかと。。

車のように数十万、数百万の買い物では端数はだいたい引かれることが多いですが、整備・点検ではそこまでの金額にはならないために、端数を引くことが当たり前と思っていたら整備工場が可哀想。 数をこなして利益を生む商売ですから、300円でも30件こなせば約1万円になりますからね。 今は個人で整備工場をやっている所はそんなに楽でないと思いますよ。

以前会社勤めをしていた友人と会った時に 「買うときは安くしてね!」 と言われましたが、その友達が独立してから会ったときは値引きに関してのことは言ってなかったな。 独立後、フェイスブックで彼のページを見たとき彼の友人から「タダでやってね!」と書かれていた時の対処に苦労していたので、言われた時の気持ちがわかってくれたのでしょう。。 と勝手に思っております。

 

ネットで検索すると、新車をいくらまで値引きさせてやった。 などの体験談が多く載せられていますが、ごねればごねるほど得をする世の中になってしまいましたね。 中古車市場では気に入った個体は唯一無二の存在ですので、ヒドイ価格交渉はほとんどありませんが、どこに行っても同じものが置いてあるディーラーさんは大変だろうな。。