オーダーをいただいている車が買えない。 今、うちには流れがきていないのでしょうか・・・店の予算と車の程度、そして他店との闘い。 在庫車であれば予算は完全にうちの手中となりますが、オーダーとなればそうはいかない。
毎回、下見をして参戦するも負けが続けば、私たちよりもお客様のモチベーションが下がる。2か月に1台しか出てこないようなレアな車種だとなおさらです。 先日は、「ミニバン」「在庫車」「大本命」の順にセリが始まる。
今回、オーダーをいただいているミニバン。 下調べ段階ではあまり期待できそうにないも、一応向かって見てみると意外にもいい感じ。 黒のボディは磨けば大丈夫そうだし、内装も割と綺麗。 見れる範囲の消耗品を見ても信頼できるメカニックさんにお任せで頼んでいたのだろうか、搾りカスのような状態ではなく予算を考えると十分喜んでもらえそうな個体だ。(予算の関係上、低走行・高評価車は無理と判断)
「傷とか内装の汚れは全く気にしないので・・・」
とは頼まれているものの、自分自身が
「コ、コレ!?」
と思うような個体は仕入れたくはない。お客さんの為、というよりは自分の為か。僕はメンタル弱いっすからね。
「一応、頼んでいたし、ま、まあ・・・これでしょうがないか・・・」
的な雰囲気を感じ取るのが苦手なんですよ。 だもんで、Aの車種が見つからないからBを薦める・・・とか、商品に本心で満足していない相手に薦めるのが苦手なんでございます。
そのようにしたほうが営業成績が上がるのかもしれませんが、あそこに行くと安心して車の相談が出来ない・・・となってしまったら、目先の一台だけで後が続きませんからね。 目先の一台優先で「こんなもんだろう」的な仕入れやセールスをし、リピート率の低い店にはなりたくないっス。 予算が低ければ低いなりに自分の納得した一台を仕入れたい。(無理な場合はその場か、無理だと感じた時点ですぐに伝えます)
まあ、強引に薦められて苦笑いでその場を凌ぐことの辛さを感じない方には猪突猛進しますよ。 知り合いにはそんな方はいないですけどね・・・
「アレ? あいつ強引にいかないって言ってたけど今日はやけに頑張るな・・・」
そんな状況を見てしまった場合は、お客様が本当に欲しがっていると感じている場合か、
中島さんに「GT4」
川上さんに「ミニライトスペシャルターボ」
森山さんに「9-3ヴィゲン」
菊地さんに「マリンブルー(D41)の商用車」
大山さんに「30か45」
岩井さんに「987」
原さんに「119」
大西さんに「旧車全般」
山﨑さんに「NB」
こちらは入庫次第、猛烈な青松からのプッシュが始まると思われます。悪しからず。
話は戻って、ミニバンの予算上限+2万円で競り負ける。 評価点も悪かったので、買えるだろうと思っていたからこそ、その瞬間思うと共に身体の力が抜ける。
「ああ、今日はダメな日か…」
良い時は買えるのですけどね。 案の定、在庫車予定の車が出品者都合で取り消され、最後の「大本命」に競り負ける。 最後の大本命車は完全にオーバーし、入庫出来たらさらに予算を上げてもらわなくてはならない価格まで行きましたが、向こうも注文だったのでしょう。 最後の数万円は明らかに迷いながらの応戦でした。
まあ、ないときはない。自分でどうこうすることも出来ないことにクヨクヨしてても仕方がないですからね。 やるべきことをやっていれば必ず運が向いてくることを信じて、トイレ掃除と車の磨きと接客に精を出して明日も頑張ります。