最近のクルマ雑誌

最近のカーグラがつまらない・・・と何十年もカーグラを愛読書にしている社長がぼやいておりました。この間老舗のすき焼きを食べて、全ての点において吉野家のすき焼きに劣ると酷評しておりましたが、最近のカーグラも老舗だからとあぐらをかいてるんじゃないか?なんて話をしてました。
そんな中今回初めて買ったトランスビートという雑誌がなかなか面白かった。 

kurumazassitorannsubi-to

一番左の雑誌です。編集長の西山弘一さんのまえがきを読むとなんだか楽しそうな雑誌なのかなと期待させてくれます。 
久しぶりにスポーツカーしかもマニュアル車(FD)を購入。ズシリと重いクラッチを踏み込み、シフトノブを電光石火のごとく動かしながら運転するのは刺激的の一言だった。 誰しもがおいそれと乗りこなせない所にマニュアルの楽しさがある・・・
だいぶ簡潔に抜粋しましたが、この先が万人向けじゃない雑誌と思わせてくれる内容でした。
『アクセルを踏むためには、まず何より適切なギア選択が必要だ。適切なギアを選ぶためには、常に一歩先を読んだ状況把握能力が必要になる。適切なギアを把握したのなら、今度は適切なタイミングに、適切な操作で、適切なギアに、適切エンジン回転数でエンゲージする運転技術が要求されてくる。
そこまで整えて、ようやくアクセルを踏み込むことができるのである。もう一度言う(少し前にも同じようなことを書いてあります)。
こんな芸当、名ばかりの外語大に入学しそのお祝いに真っ赤なオートマ・ボクスターを買ってもらった免許取り立ての合コン三昧バカ大学生に決して真似できまい。』

う~ん、なかなか言いますね~  まあ、入学祝に新車のボクスターを買ってもらった人が、そのクルマのインプレッションを自慢げそうにしゃべりだしたらイラっとくるでしょうけどね(笑)
私は毎日マニュアル車を乗りたいと思いませんが、2台所有できるのであればATとMTの一台ずつがいいですね。 もし趣味車で週末にしか乗らないのであれば、私でしたらマニュアルを勧めます。 早さや快適を求めるといった点では手動では敵いませんけど、操る楽しさではATではマニュアルに敵わない。 これだけ時代が進んでいっても自動車のマニュアル車は少なくなっても無くならないのが不思議です。 
戦前の自動車技術者がタイムスリップして現在にきたら、自動運転や電気自動車、パワーや快適性能全てに驚くと同時に、快適なオート変速機があるのになんでマニュアル車に乗るの?と言われそうですね。と思ったけど、考えてみれば私の友達にも同じ事言われたな・・・