最近、ありがたいことに納車ラッシュが続いております。ついに当社にも春が来たのでしょうか? 耐え忍んだあとの春。雪国にお住いの方が
「春はいいね・・・もう最高だよ!」
としみじみ語っていた姿がケンミンショーで放送されておりましたが、それに通ずる気持ちがここに。ただ本日(昨日)はぽっかりと予定が空きました。書類の関係と整備中のクルマが出ており、今日は急ぎの仕事がありません。とりあえず今日はのんびりと時が流れる。
在庫車の磨きでもしようかな・・・とも思いましたが、車もまずまずな状態なので昼間からパソコンに向かってブログを書いておりま・・・したら柴田さんが御来店です。
川田さんから下取りさせていただいたミトの調子も良くご満悦の柴田さん・・・ですが、まだまだ愛車探しの旅は続いている雰囲気がビンビンに伝わってきましたので、僕は「アルファロメオ4C」を薦めておきました。当社は○○専門店ではございませんので、ツインでも4Cでもビークロスでも何でもOK!
「えっ!? そんなのにしないでコッチにしなよ!」
みたいな会話はありません。楽しい時間です。 ただ・・・
この間、駐在さんが
「通勤の往復4~50キロをCLAで行くのも勿体無いんで、軽自動車お願いしようかな!」
と言っていた直後
「CLAは乗る車でしょ! 距離伸びたっていいじゃない!」
とお客様同士で盛り上がっていてオーダーが儚く消え去りました。
え、そ、それって・・・営業妨害やん・・・
まあそんなことは日常茶飯事。いいのです。 車が欲しいって言ったら、すかさず本気モードで食いついてくる営業がいても居づらいッスものね。ただ、うちは欲しいと言った場合は買っちゃえよ!と皆さんから言われる店です。(今回は駐在さんだから例外。※1)
まあ、でも買う理由って必要な世の中になっているじゃないですか。
「何のために?」
とか
「いつ使うのか?」
とか。 ただ、クルマ好きが車を欲しくなるタイミングに理由なんてないんですよ。理由は後付け。なんか無性に欲しくなってしまったから買うんスよ。そこから一応、世間体を気にして理由を考える。
だって趣味の領域ですもの。趣味に理由なんていらないんスよ。欲しくなってしまった・・・だからいく。ただそれだけ。 無理しない限り誰に迷惑をかけることもありません。一度の人生。楽しんでいこう。
①スキーが趣味の篠田さんに
「あんな寒い所で滑って何が楽しいんすか?」
とか
②美味しい物を食べるのが趣味の青松・妻に
「腹の中に入っちまえば一緒やん!」
とか
③飲み会の席が好きな青松に
「家で飲めよ!だってそのほうが安いやん!」
とか。
いやいや、否定するなよ。やり過ぎて身体を壊すわけではないんだし、共感はしなくてもいいから、否定はするなよ。と毎度思う。(強引に同意を求められた場合はその限りではない) 客観的に自分を見られない人ほどなりがちなんでしょう。自分のことは棚に上げて他人の趣味に理由を求め、否定する。 そんな人には言ってやりたい。
「そんなん言ってるとモテねーぜ!」
と。
※1・・・駐在さんは皆に愛されているが故にいじられキャラが確立しています。歳も当社の中では若いですし・・・なんてすみません。 愛されているってことで許して下さい。ちなみにゴロウの駐在さんは今でも、この地域(坂東市猫実駐在所)管内で愛されているのです。私が来たこの10年間で5人の駐在さんを見ておりますが、これほどまでに愛されていた警察官は初めてです。・・・俺も皆に愛されたい・・・じゃなくて凄いッス。
なんて書いていた時に駐在さんが御来店です。噂をすればなんとやら。 ゴロウもカホちゃんも元気でよかったよかった。たまに恋しくなるね。長生きしろよ!
さて、コチラは少しさかのぼりまして、3月上旬に納めさせていただいた
「アルファロメオ・145」
シルバーの145が納車となりました!
見に来ていただいた時は「145」「106」「エグザンティア」と一通り見た後に、コチラの145を選んでくれました。他店でも「406クーペ」等、色々と検討していた車種があったそうなので、いや~良かった!嬉しいッス!
初めてマイカーを所有される溝口さん。
素晴らしい笑顔につられて笑顔になる私。いいですね。 私も初マイカーを購入したとき思い出すぜ。
マニュアルシフトは教習所以来。 試乗で少しだけ乗っただけなので、帰りはより緊張でございます。ただ、御友人が慣れているので心強い。
この納車は後々も覚えているんだろうな・・・と感じたその理由をどうぞ。
~145の試乗時~
145に乗り込み、久しぶりのMTに緊張する溝口さん。久しぶりにMTに乗ってみたいと思って来てくれるお客様も多いので、そのシュチュエーションは慣れている。自分なりわかりやすいよう説明すること10分。いよいよ試乗です。
最初だけはギクシャクするも、そこはさすがMTを検討しているだけあり少しずつ慣れ、快調に試乗コース後半に突入する。法定速度内で走行中、見慣れた車とすれ違う。 青いプジョー・106だ。
「あれ? 誰か乗ってんのかな・・・」
その素敵な青いボディに目線を注ぐと篠田さんと渋谷さんが笑顔で乗っているではないか。
「よかバイ、よかバイ!いつもお世話になっておりますから、たまには楽しんでいただかないと・・・」
少しずつ慣れてきた溝口さんの運転の横で爽快に走る106を見て和む青松。 その後、500mほど走り信号で停まっていると・・・青い106が後ろにいるではないか。
青松心の声 (助かるわ~、後ろに煽ってくる輩がいたらよりプレッシャーを感じてしまうからね。ブロックしてくれていると楽ですわ。流石っス!篠田さんと渋谷さん!頼りになるわ!!)
青松「後ろの車は当社のお客様が乗っているので安心して運転して下さい」
溝口さん「あ、そうなんですか! わかりました!」
そして信号が青になり走り出す。さすがに慣れてきたとはいえ、走り出しは緊張するものだ。エンストせず少しずつ加速をし始めた・・・・その時!!!
ファーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!
右車線を豪快に走り抜ける「プジョー・106」 その見事過ぎる加速とデビルマフラーの快音に心奪われる145の同乗者たち。
青松「・・・・・。」
青松「ああ、あぁ、、溝口さんも一カ月後にはああなってますから(苦笑)」
溝口さん「そうですかね!」
自分のナイスフォローを自画自賛したい・・・のではない。ここで言わしていただこう。俺の本音を。
あの二人マジ使えねーわ!
御無礼お許しください。結果、溝口さんに買っていただけたのは、あの時の106があったからこそなのだと思います。思うようにしてます。
「俺もあんな走りが出来るんだ!」
と未来の自分を想像させる営業技術なのだと、御成約が決まった瞬間思いました。 前言撤回致します。弟子にして下さい。よろしくお願いいたします。
溝口さん、ありがとうございました!!!