さて、コチラ。湿式7速(縦置き)DSG。よく聞きますね。湿式と乾式。え~、クラッチがオイルに満たされているか、くらいしか説明できません。期待して読み始めた秋山さん。申し訳ございません。
乾式のほうが低コストで出来る分、ベースモデルでの採用が多いです。と、いうかそれがほとんど。大ハイパワー車はほぼ全て湿式です。冷却等のさまざまな条件で大トルクに耐えられるのが湿式。
このミッションの持ち主のRS5が今は今かとドッキングを待ちわびる。
写真だとコンパクトに見えるんですけどね。実物見るとデカいッス。さすがに室伏広治もこれは持ち上げれないと思います。
少しだけ中を覗かせていただきましょう。
うひょー。ようこんなもんを開発したもんだ。 でも僕は2CVのシフトリンケージを見ていた方が落ち着きます。あれならワイヤーでぐるぐるしておけばなんとかなりそうですが、コチラはそんな気すらさせない。技術の結晶ですな。
外側を通してくれればこんな事態にならなかったのか・・・ちなみに今回の作業はこのさらに奥に用事がございます。ここらのハーネスが不良になったときのショックは尋常じゃないぜ。
この右がよく聞くメカトロニクス。電子制御の変速ユニット。 こっちだったらオイルパンからアクセスできたそうなので費用が全く違ってきました。残念。
芳賀さんだったらワクワクしてよだれを垂らしてしまうのでしょうか。僕がこの作業をやらなきゃいけない現場に出くわしたら、すぐに寝てよだれを垂らしてしまいそうです。
ちなみに今回のRS5のミッション脱着。 V8を積んでいる一番小さな車です。もう隙間がなくパッツンパッツン過ぎてツライと言われております。 男のロマンが詰まった、小さなボディに大排気量。
「なぜそんな車が必要なのか?」
現実主義な方から言われることが多い。確かに作業を見ていると思う。ただ、その分、乗ってもらえばわかる。俺の趣味に理由なんてないのさ!とワクワクしながらドライブできるよ。きっと。
脇にあります段ボール。
コチラも取り付け予定でございます。
きました。クラッチパック。(コチラは外したもの)
湿式多板クラッチといったほうが馴染み深いのでしょうか。CDよりちょっと厚いクラッチが複数枚入っております。 ランチパックなら詳しいんですけどね。クラッチバックは初めて見ました。
順調に進んでおりますので、もうしばらくお待ちくださいませ。
そして、出来上がった時には一緒に走りに行きましょう。
本日はこの写真を見ながら一杯飲んでいただければと思います。ついつい酒が進んでも明日は日曜日ですから安心です。
本日も元気に営業しております。よろしくお願いいたします。