私がBMWを好きになれないわけ

あまり興味はなかったが、実際に乗ってみて好きになった車はたくさんあります。 最近でいうならば「バーキン7」。

ba-kin7

毎度おなじみです。 想像していたより乗りやすく、扱いやすい。 バイクを乗らない身としては、ダイレクトに浴びる風、飛び石の音にビビりながら乗ることも新鮮で面白かった。 何も付いていない車ほど、操作する喜びを知れる・・・そんな一面を見せてもらいました。

実際に車両に乗り込んで、好きになる経験をお持ちの方も多いとは思いますが、乗り込んで嫌いになる経験もあるハズ。 今日は

「俺がなぜ、BMWを好きになれないか? ~子供の時のほろ苦い記憶~ 」
☆協力者・ネクストV10さん、著・青松

をお送りしたいと思います。 M様の話をもとに書かせていただきました。いつも楽しいお話をありがとうございます!

あれは、俺が小学生の時・・・世間はスーパーカーブーム真っ只中。 当然、メカ好きの俺もスーパーカーが大好きだった。

人だかり

当時は大人も子供も車に熱中していた。 横浜にあった超有名店・○○○○〇モーターにも毎日多くの人が訪れていたそうだ。 当時のスーパーカーショップは売るよりも、貸す方がメリットも多く、声がかかれば色々なところに車を派遣。 その火付け役になった、漫画「サーキットの狼」に登場する、ロータスヨーロッパ、BB、カウンタック・・・などセットにレンタルしていた。

今では考えられないようなレンタル料を聞くだけで、当時の熱狂ぶりがうかがえる。 ただ、そんな車の主戦場はほとんどが都内。 やはり多くの人で賑わうところに、人気な車が集まる・・・それは仕方のないところだ。

サニー

国産車の多くがこのような形をしているときに、ヨーロッパのメーカーはとんでもないデザインを出してくるものだ。

何をどう間違えたらこんなラインを引けるんだ・・・とそのころからヨーロッパへの羨望の眼差しは、今の化粧品モデルの多くが外国人ということを考えても変わらないのだろう。

詳しいことはうまく言えないが、ヨーロッパメーカーの車のカタチを「デザイン」と呼ぶことにしっくりくる。 まさに芸術だ・・・なんて思っていたところにチャンス到来!

「〇月〇日、茨城県某市にスーパーカーがやってくる!」

というチラシが入っているではないか。〇市は家からすぐ行ける場所・・・日頃の行いが良かったのだな。 神様プレゼントをありがとう。

プレゼント

ワクワクしながら当日を迎え、待ち焦がれたスーパーカーショーへ親戚と出かける。 父の愛車は当時のサニー、目的地までふかふかなシートに揺られること30分、現地に到着!

漫画に出てくるBBやカウンタック、ロータスを筆頭にポルシェターボ、ボーラにディーノ、Eタイプやパンテーラにコルベットとさまざまな車に一同興奮!

ミウラ

多くの人で賑わい、さすがスーパーカーは人を幸せにする・・・少年も心から楽しんでいると、ここで少年向けのイベントが始まる。

入場時に、渡されていた紙に番号が書かれており、司会者が引いたクジに見事当たればスーパーカーに乗れるというもの。 人も多いが、車の数もそれなりに多いため大いにチャンスはあるぞ・・・。

その流れはこうだ。 まず最初に当選すると、綺麗なお姉さんに連れられて現車の前に行き、そこで運転席に座らしてくれる。 実にシンプルでわかり易い。 とりあえず、呼ばれないと何も乗り込めないから、ひたすら自分の番号が呼ばれることに集中しよう。 俺の番号は10番か。

くじ

そして、その抽選が始まった! 一枚ずつ、読み上げられていく番号に少年たちは一喜一憂しながら、イベントは進んでいく。 なかなか呼ばれずに、イベントも中盤に差し掛かる・・・その時、

「18番!!」

と呼ばれ、喜んだのは隣の親戚だ。 サニーに乗って一緒にきた親戚が呼ばれ、連れてってもらった場所はなんとロータス・ヨーロッパ! それに、楽しそうに乗り込んでいるではないか。

「クッソ!! 羨ましいぜ。 ロータス・ヨーロッパいいな・・・」

遠目からでも見える、楽しそうに乗り込んでいる親戚。 本当に、、本当に楽しそうに、ステアリングを握っているではないか。 主人公の風吹裕矢のクルマであり、憧れのミッドシップ、そして、なんといってもあの着座位置の低さ。 たまらない。

身近にいた親戚が呼ばれたおかげで、少し元気もなくなる。

「俺は呼ばれるのだろうか・・・不安だ。」

ただ、一番好きな「カウンタック」がまだ残っている。 まだチャンスはあるハズだ・・・と思った矢先についにその時が来る!!

「10番!!」

「・・・!!!!」

手

「ハイッ!!」

喜び勇んで大きく手を挙げる!

いつも派手なガッツポーズはしないが、この時ばかりは嬉しい、嬉しすぎるぞ!! 笑顔の俺に、キレイなお姉さんがやってくるではないか。

「おめでとう、ボク! こっちのクルマにどうぞ!」

さあ、次はどの車に乗れるかだ。 またここで緊張しながら、後を付いていくと、先ほど撫で回しながら見ていたカウンタックの方向へ向かっているではないか!

「やったぞ!俺! 今日は人生で一番ハッピーな日だ!!!」

喜びの絶頂に浸りつつ、乗り込んだらどうしようと期待と不安が入り交じり、いざカウンタックの前へ!

・・・と思ったら、お姉さんはさらに先へ行ってしまう。

「オイオイ、オイオイ!! ここで止まるんじゃねぇんですかい!!」

心の中で叫んでみたが、お姉さんは止まらない。 過ぎ去るカウンタックに後ろ髪をひかれながら、到着した車はコレ!!

2002

「BMW 2002」

しかも、今回ここに来たBMWはターボモデルではなく、素の「BMW 2002」だ。

今までの興奮は何処へやら。 オーバーヒートしそうだった身体の熱は、いつの間にかオーバークール状態だ。

「・・・なんだよこれ。 うちで乗ってるサニーが左ハンドルになっただけじゃねぇか・・・」

落胆しながらドライバーズシートに座り込むと、すかさずお姉さんが畳み込んでくる!

「カッコイイでしょ! ボク! BMWっていうのよ!」

笑顔のお姉さんを見ると、小さく頷くことしか出来ない俺。 ああ、、3分前までの興奮はなんだったのか・・・確かにこの車もサーキットの狼に出てくるが、スーパーカーというよりも、乗り慣れているサニーにしか見えない。。 天国から地獄というのは、まさにこのことをいうのだろう。。

現代の感覚でいうと 2002 はクラシックでいいとも思うのだが、少年の心は「スーパーカー一色」であり、BMWに乗れたというよりは、

「BMWのせいで、スーパーカーに乗り損ねた」

という気持ちが強く、それ以来、私はBMWのことが好きになれないのです(笑) とおっしゃっておりました。

何がきっかけで好きになるのか、嫌いになるのか・・・人生いろいろ、車もいろいろでございますね。

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コメント

  1. Taka117 より:

    別にBMW嫌いじゃないんですが、すごいクルマに乗れる!って思って楽しみにしつつ、いざ実際なんの変哲もないBMWに乗せてもらうと、ガックリ来るのすごくわかります。

    まだZ3を買う前、アルファやらシトロエンの新車を試乗しに行って、次は憧れてたBMWに!と思い、正規ディーラーでF30 320iに試乗させてもらったんですが、「なんだよ少し車内が静かなアクセラやん…」って思ってめっちゃ残念な気分になったことをよく覚えています(笑)

    けどそんな経験があったからこそ、フィオラーノに訪れて、なんの変哲もなくないBMWである、ブルーレザーの今の愛車に乗ったときの感動と興奮があったのかもしれません。

    • takashi より:

      F30は乗ったことがないのですが、E90の320iに乗ったときはちょっと残念な気持ちになりました。
      E46は結構好きだったのですけど・・・

      ちょくちょくブログを拝見させていただいております! 930やCXなど、面白いクルマたちとのオフ会は楽しそうで
      いいですね! オープンカークラブから成田近辺の車好きの集まりに、快調なZ3で楽しんでいただけ何よりです。

      また、後輩と遊びに来てくださいね!

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