早速ですが、またZ3が入庫しました。
前回のトパーズブルーとエストリルブルーの華やかな印象から、少し地味なイメージをさせてしまうでしょうか、こちらはチタンシルバー。 直6・2200ccの右のAT。
「オープンで目立つから地味なカラーがいいな!」
という方と
「どうせ目立つのだから目立つカラーがいいよね!」
趣味の世界は人それぞれですので、私たちはピンと来る個体を引っ張ってくるのみ。 それに共感してくれる方がいれば、嬉しい限りでございます。 今回は前者の思いを持つ方用に、良いZ3を仕入れることが出来ました。 ただ、外装の落ち着いた表情から一変、内装は華やかなのでございます。
こちらがその内装。
センターコンソールを取り外し、カーボン調シートで綺麗にカスタマイズしている車両は見るが、今回のような柄のパネルを付けている車両は珍しい。
このドアインナーハンドルとサイドブレーキレバーは染Qで塗ったのでしょうか。 多少のテカリが出ております。 ただ、非常にうまく仕上がっており気になる事もない。 自分で染めたのか、業者に依頼をしたのか・・・まあ、良く出来ていれば経緯は問わない。 趣味を極め、プロ級に仕上げてしまう方もいらっしゃいますからね。
ステアリングも中の雰囲気に合わせ、赤黒レザーを貼り付け。 一切の緩みがない、素晴らしい。
たまに手作り感溢れる
「ああ、自分仕様に楽しみながら作業したんだな・・・」
という車両を見ることがあるが、こちらの車両は非常にうまく仕上がっていると思います。これを100万円を大きく下回る価格で乗れることができれば・・・と思っていたら仕入れることができました。
テスト走行をして、エンジン、ミッション、走行時の異音も問題なし。 電動シートもシートヒーターもいい感じだ。 エアコンのコンプレッサー作動、冷風も問題なく、温風・・・とダイヤルを回すも温風が弱い。
「下見の時は出ていたような気がするんだけどな・・・」
と何度かクルクル回していたら温風が出ました。 切り替えのダイヤルがうまく働いていないようでしたので、ここを直していただいている最中です。
本日、駐在さんのZ3が車検も上がり、初めてのドライブ。
「直6の車を初めて乗りましたけど、楽しいっス~!!」
と少し興奮気味に楽しんでもらえたようで何よりでございます。 低いシートポジションから滑らかな加速と共に響く音。 クラウンとはまた違った世界においでやす。
以前、在庫車を見に来ましたお客様はバイクも大好きだったようで、店内のテスタロッサを見て
「フェラーリでもバイクの快感は味わえない!」
とバイク推しの発言をされておりましたが、全くその通り。 フェラーリじゃ、バイクの快感は味わえない。 逆に言えば、フェラーリの快感はバイクじゃ得られないのでございます。テスタロッサや512TRに限らず、Z3にはZ3の、チンクにはチンクの良さがありますから、他でその良さは絶対に味わえない。
色々と比べて何が心に刺さるか。何が偉くて、何がツマラナイのか、そんなものは個人の感覚ですからね。 そういった意味で、「Z3」の走りが駐在さんの心に刺さったのならば、これほど嬉しいことはありません。
是非、奥様とデートに行って欲しいものでございます。
78ミリと82ミリのエンブレムを頼んだら、82ミリが2枚来ちゃった! と嘆いていた駐在さん。 そんな細かな部品の値段を調べ、お小遣いの中で探している時間も楽しい。 まさに一分の一のおもちゃです。
これからも是非、楽しんで下さいませ!
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